ぽけっとれびゅー

DIR EN GREYを中心にして、歌詞の解釈を好き勝手にやっていこうと思います。あと感想(・∀・)

C


C (Dir en grey) +LYRICS/TRANSLATION

 

疾走感のあるメタルナンバーです。収録されたオリジナルアルバムであるWithering to deathのでは、前曲との繋がりが素晴らしく格好いいです。


曲の緩急の付け方も非常に巧いと思っています。疾走しつつサビの手前で一旦曲調が変化します。「じっさーーい愛したーい~」となっている箇所です。そこは京の歌声が前面に押し出される場面となっています。その後サビではまた疾走していく展開となっています。この展開が独特の世界観を生み出していると思っています。


歌詞の内容は、京のステージに立ち続ける上での決意表明と、ファンとの距離感が綴られているのだと解釈をしています。


実際愛したい目の前の世界という歌詞に込められている意図は 自分はファンの事を大切にしたいという京の当時の願望が込められていると思っています。

 

しかし、ファンの人たちは自分の求めに答えてくれない。中傷や批判、優しい言葉をかけてくる(俺を見つめている貴方様はおっしゃるばかり)
実際に自分を受け止めてくれる行動はしてくれない(決して抱き寄せてはくれない大きな貴方の手)

俺にとってはこのステージに立ち続ける事が、生きる意味・存在意義である。俺はこれからもステージの上で歌い、叫び続ける...そうした決意を表に出した詩であると勝手に解釈しています。


歌詞になっているCの意味は、視力検査表の一番上と解釈しています。こちらについては諸説あります。今回は視力検査だとすると結構都合が良いので、これを採用しています。


現実から目を背けない事が大事。
2005年のツアー当時、頻りに京が目を背けるなを連呼していました。視覚を重要視していたのでしょう。また、ファンに対しての感情がステージの上から諦めた様な感情を込めた笑顔を見せていたりもしていました。表現者として、歌う以外の表現についても模索していた時期だったのかなと、それから10年以上経った現在そう解釈しています。

 

ちなみに、ライブテイクでは、2014年のDUM SPIRO SPEROにおけるものが個人的に大好きです「じっさーーい あいしたーい めーのまえの、お前たちをーーー!!!!」が最高に格好良いです。この煽りが曲の真意をくみ取りやすい場面だと思っています。是非とも見て頂きたい瞬間だなと思っています。

 

下には2013年のライブテイクを貼り付けておきます。上記のテイクでは無いので気を付けてください。


DIR EN GREY - C[Live at 新木場STUDIO COAST]

 

そんな訳でこんな感じで、突然前触れもなく更新しました。では。