ぽけっとれびゅー

DIR EN GREYを中心にして、歌詞の解釈を好き勝手にやっていこうと思います。あと感想(・∀・)

理由


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2ndアルバムMACABREの3トラック目に収録されている楽曲です。シングルでのリリースも検討されたことがあるみたいですね。

 

曲のテンポは一貫してマイナー調の暗い沈んだ感じでこの曲の主人公の心境を反映してるような、ミディアムテンポな調子になっています。

この曲の歌詞は大変よく出来てると思います。自殺しようと思い立った主人公の苦しみが生々しい程きつく伝わってきます。これ以上人を信用して傷つきたくない、でも僕は君の事を愛してしまった。君は僕の事を裏切るかもしれない・・・等と主人公が心の葛藤の末選んだ道が「飛び降り自殺」という最悪の結末とは・・・悲しいです。京自身こういう心理状態になった事があるんだと思います。そうでないとここまで真に迫った詩は書けないと思いますし。

赤坂ブリッツ5DAYSの三日目にDVDこの曲が入っているのですが、京のその表現力によってやはり真に迫っている感じがしてひしひしとこの曲の悲痛さが伝わってきました。

Erode


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ベースのToshiya作曲の曲。彼作曲の曲はディルの中では少ない方なのですが、いずれの曲もベーシストありきって感じでベースが大活躍です。夜の闇を彷彿とさせる曲全体のイメージが良い感じです。MISSAのアルバムでは聴かせ系、綺麗系を担当している様に思えました。メロからサビまで段々に盛り上がりが増していく所が良いです。後、明るさを一遍も見せない、深く暗くて悲しい世界観とか。徹底されていますね。

歌詞はなんというか暗くて切ない感じがたまりません。自分の付き合っていた人、大切な人が別の人に抱かれて私の元から離れていく。私はその人に行ってきた数々のの行為が今の結果へと結びついたと重い、苦悩、後悔するという感じです。京の実体験が詩にされている様に思えました。ザクロや、太陽の碧といった詩を書く上においての土台になったのでは無いかと妄想してみます。

 

2016年段階で思う事として。sukekiyo(DIR EN GREYボーカル京のソロプロジェクトのバンド)でやって違和感が無いと思います。

アクロの丘

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Dir en greyのメジャーデビューシングル3枚同時リリースの1枚。非常に壮大なミディアムバラードナンバーです。


曲の感じは最初のDieのアコギのコードから始まり、数回奏でてから曲本編へと導入していく様です。物語性が非常に高くて、プラス京の歌声がものすごく心に響き、感傷的な気持ちになれます。曲の長さも8分と相当に長いのですが、その長さを全く感じさせないというのも、曲の世界に入り込めるって事でしょうね。途中のモノローグも主人公の心境が非常に切実に伝わってきますし。

演奏面においてもベースが活躍しています。間奏部分でベースソロがあるのですが、そこでToshiyaのベースプレイを深く堪能出来ます。よくこの人指が動くよなぁとか、そんな事を思ってしまいます。最も、その点はプロだから当たり前だという話でしょうけど

歌詞の内容としては、僕は君をこの地上に残して逝ってしまった。僕は君に死ぬ前に「生まれ変わってきたら、また二人で一緒になろう。それまであの丘で待っていて」という事を言ったのでしょう。その約束を守って、彼女は丘の上、アクロの丘で生まれ変わりの僕と再会しようと待っていた。ただし1週間したら、彼女は待つことを止めて、丘にも二度と現れなくなってしまった。けど僕はいつまでもこの空であの丘を見つめ、君の事を待ち続けている。

 

そんな感じでしょうか。今は閉鎖になってしまった歌詞考察サイトの見解を参照させてもらいました。なんていうか、この背景を踏まえてみると、かなり残酷な詩であると思います。京の自分自身の経験も踏まえて綴られた、京ならではの詩であると思いました。

で、この曲。何気によくライブでやってるんですよね。2002年の川崎クラブチッタでもやりましたし、赤坂ブリッツでもやって、更に2004年の日比谷野外音楽堂でもやっています。そしてまた、2014年のGAUZEツアーでも演奏をしてくれました。このGAUZEツアーの時のアクロの丘は非常に幻想的で、まるで一つの映画を見ている様な感覚になりました。↓の動画を今見て、改めてそう思いました。

 

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ゆらめき

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「帰れなくて、忘れたくて」と、いきなりサビから入る、Dir en greyのメジャーデビュー3枚同時シングル同時リリースの1枚。最も売れたのがこのゆらめきです。俺がDir en greyというバンドの存在に執着するきっかけの一つになった曲です。

曲調は大変にキャッチャーでメロディアスです。プロデューサーとしてYOSHIKIがいるからでしょうね。本当にこの曲のメロディーは綺麗です。曲の後半にピアノのアレンジが入る所とか、間違いなく絡んでいるはずです。京の歌声がこれまた曲全編に渡って綺麗に響き渡っています。

とにかく、この曲の「帰れなくて、忘れたくて、今まで以上にもう一度」というサビ。大好きです。このサビで俺の人生は大きく変わりました。

 

1999年当時、TBS系列の深夜番組のワンダフルをたまたま見ていました。そうすると、「日本一の男の魂」という、凄まじい勢いで下ネタを連発する狂気的なアニメが始まりました。見ていて唖然としていたら、この曲が流れ始めて、「なんでこんな内容のアニメなのに曲がこんなに格好いいんだ!?というかこのバンドは何!?」っていう具合に興味を持ちました。

 

・・・そうするとワンダフルは俺の人生にとって、非常に重要な影響を与えた番組だったのですね


歌詞の内容は僕は君を傷つけ、そして君を自殺へと追いやってしまった(GAUZEのブックレット左ページの修復不可能の君という記述、ゆらめくことのなくという歌詩からそう解釈)。その罪の重さに苛まれる僕、「あの頃に戻りたい。しかし、過去に戻ることなど決して出来ない。もうあの3年前の出会った頃には戻れない」という後悔と失意の念が詩や歌から伝わってきます。

 

楽曲の雰囲気的に、2003年以降のDIR EN GREYの楽曲と大きく異なっており2000年以降のライブでは演奏される機会はなくなっていました。

 

しかし、2014年の夏に1st アルバムのGAUZEを中心にしたGAUZEツアーが実施され、その中でこの曲もがっつり演奏されていました。ライブバージョンでは前奏でピアノが演奏され、その後に京の歌が入って曲がスタートする流れになっています。このアレンジが非常に素晴らしくて、曲の雰囲気をよりドラマティックにしています。このライブバージョンによってこの楽曲が完全体になったといっても過言ではないでしょう。

 

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ホームページやっていた時よりも、やりやすいですね。

試しに2曲の雑記を載せてみました。当時やっていたものよりも書きやすいですね。動画サイトからMVやライブ映像の引用が出来るのも便利です。

 

今回載せた文章は、基本的にホームページの文章をそのまま貼り付けて、その文章をちょっと直して載せています。だから記述がちょいちょい古いです。

 

ホームページからの引用だけじゃなくて、新しめの曲の詩の解釈や感想なんかも書けたらなって思います。10年前のクオリティに負けそうな感じではありますけど。

CLEVER SLEAZOID

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不気味な効果音から重々しい本編へと移行していく、重低音とシャウトが耳にとても激しく響いてくる、バンドとしての成長を確かに感じさせてくれるメタルナンバーです。

 

曲の8割から9割をシャウトで押し切り、爆音を聞かせてくれています。また、その荒々しさに加えて、非常に切なくなってくる展開も織り込まれているのがこの楽曲の面白い所です。

 

この曲の歌詞はほとんどが英語詩で、1行だけ日本語の箇所があります。その箇所が非常に切なくて苦しい京の心境が綺麗に歌われます。そこから再度シャウトをして、最後のサビへと向かいます。この日本語部分が終わった後にこの箇所を耳にすると同じシャウトでも感じ方が一転するのが本当にこの曲の面白い所です。

しかし、この曲の歌詞のニュアンスを掴もうと思っているのですけど、非常に難しいです。自分なりの英語の文法力や、京の言っていたことかを組み合わせて考えていく必要性があります。

 

妄想を織り交ぜていくと、歌詞の内容はおそらく、京のファンへのメッセージというか、京自身の訴えといいますか、その様に思いました。


お前たちは偽りの中、生きている。本性を隠して、型にはまって、前にならえで生きている。俺は常に有りのままの自分を常に曝け出して生きている。しかし、この世界の中でその様にして生きているのはどうやら俺だけの様だ。俺だけが自分を曝け出しても、何も変わらない。俺はただ孤独に溺れていくだけだ。声を枯らして叫んでも、誰も何も変わらない。俺はこのまま独り枯れて逝くだけなのか

以上の様に解釈してみました・・・訳が分からなくてごめんなさいです。Withering to deathの方向性から考えてみたのですけどグダグダでした。

尚、この曲はライブでは非常に燃え上がる曲でして、発売前のライブでも既に熱く燃え上がっていました。ノリもファンの人たちは完全に分っていて、それはもうよかったです。非常に楽しく叫んで、頭を振らさせてもらいました。

 

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MISSA-霧と繭


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残を彷彿させる断末魔の様な囁きから入る、MISSAのオープニングを飾るナンバー。元の曲は「惨劇の夜」という曲だったのですけど、メジャーにこのアルバムを流通させる上で、歌詞が問題となったので、全ての歌詞が書き換えられて、この曲となりました。歌詞的に危険度はそれ程変わらないですね。

 

私はあなたにずっと私だけを見て欲しい、ずっと一緒に居たいと思った。そこで私は、あなたを毒殺し、その亡骸と暫くの間、時を共に過ごした。しかし私は、その中で、あなたのいない寂しさと罪の意識に苛まされる様になり、自らの命を絶つ・・・という詩の展開でしょう。・・・惨劇の夜と殺害手段が違うだけで、大体同じ展開ですね。結構歌詞の内容を汲み取るのが苦労します。


ちなみに曲調自体は全体的に音質が悪くて軽い印象があります。実際にライブで聴くと激しいかもって思います。

 

なお、この曲は2012年に輪郭のシングルのカップリングとして再録され、95%別の曲になっています。...微妙に原曲の要素残ってますけど

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